スケッチパースの描き方は
以前にも掲載しましたが
さらに具体的にまとめてみました。
以前の記事はこちらから
>>スケッチパースの描き方
今回は全て手描きの方法ではなく
vectorworksやPhotoshop、Illustratorを使った方法です。
①まずデザインのもとがあるのが前提となります。
平面図、立面図、展開図、仕様書、サイン図、実物のマテリアル、家具や照明など図面にないディスプレイ品などデザインに関するもの全てが必要です。
②vectorworksで3D線画を作ります。
vectorworksでなくても線画が作れるソフトなら何でもOKです。全て細かく作らなくても、大きさと位置が合っていて立方体になっていれば描けます。単体のものは目安をつけて描けますが、連続するもの(並んだ椅子や照明)は3Dにしておくと便利です。
③その線画にデザインを描き込んでいきます。
3Dで不足している部分を資料を見ながら足していきます。
④トレーシングペーパーをあて、ペン入れをします。
場合によっては柄になるものや背景を別書きしておきます。
⑤ペン入れしたものをスキャンします。
設定方法はスキャンの種類によります。高解像度で保存する方がよいです。
⑤photoshopで開き、psdで保存
CMYK変換→イメージ2階調化→チャンネルを選択範囲で取り込む→選択範囲を反転→新規レイヤー作成→濃いグレー選択→塗りつぶしツールで色(濃いグレー)をつける
⑦photoshopで基本の色をつけます。
レイヤーを床、壁、天井、家具などに分け、色をつけます。プリントして色を確認しながら調整します。看板やサイン、グラフィックデザインがある場合はIllustratorからデータをコピーし貼り付けて調整します。
⑧プリントして仕上げをします。
マーカーや色鉛筆で色をつけ、陰をつけ奥行き感を出します。さらにもう一度ペン入れをしてスケッチ感を出して完成です!
スケッチパースのコツは前回のブログを参考にして下さい。
手描きで描くより良いのは、グラフィックデザインがインテリアの一部になる場合や看板デザインをきれいに見せたい場合にはデータの方がキレイに仕上がることと、最後にデザイン調整があると書き直しが早いことで考えた独自の方法なのです。
さらにラフスケッチよりリアルなので打ち合わせに使う時も便利です。工務店さんも図面でわからない時は、パースで判断しているようです。
スクールは基本全部手描きですが、photoshopがある程度使えればこの方法でも教えています。
ご興味のある方は体験レッスンへお気軽にどうぞ。